正しい敬語を抑えておくと、社会人としての総合力が上がります。
「ご対応に関する要望です」の適切な使い方を学んでいきましょう。
「ご対応に関する要望です」とは?
この場合の「ご対応」とは、ある物事に対する対応力をあらわします。
「ご」が付いているので、通常は自分以外の対応をいいます。
また「要望」とは陳述書をあらわし「こうして欲しい」という思いをくんだ意見書を指しています。
「ご対応に関する要望です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらのフレーズは、少々理解するまで時間がかかる文言です。
もしカスタマーセンターや営業スタッフの顧客対応について言いたいのなら、他の言い回しを用いていきましょう。
例えば「こちらがお客様対応にまつわる、ご意見とご感想のリストです」とすると、分かりやすい言い方になります。
敬語は短くまとめた方が理解しやすくなりますが、かといって省くところを省いてしまうと分かりにくくなります。
「ご対応」も何に対するものなのか、目的を補うことで読み取りやすい文になるでしょう。
迷った場合は聞き手になったつもりで、冷静に自分の言葉をジャッジしていくと、良心的な文をつくっていけます。
「ご対応に関する要望です」を使った例文
・『お客様対応に関する、評価書となります』
・『お客様対応にまつわる、ご意見とご要望になります』
「ご対応に関する要望です」の類語や言い替え
同じような表現に「顧客対応にまつわる、応対品質です」が挙げられます。
応対品質とはコールセンター等で用いられている、お客さま満足度をあらわします。
それぞれのオペレーターが適切な言葉を用いているか、お客さまに不快な思いをさせていないか、客観的に示した指標になっています。
企業の窓口にかけると「応対品質向上のため、録音させていただくことがございます」と自動アナウンスが流れるので、耳にしたことがある方もいるかもしれません。
このほか言い替えの表現として「お客様対応にまつわる、ご意見とご要望です」や「顧客対応に関する、お客様のご要望です」が挙げられます。
まとめ
「ご対応に関する要望です」の使い方を見てきました。
分かりやすい敬語を取り入れて、顧客対応の向上に努めていきましょう。