ここでは「万が一」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「万が一」とは?
「万が一」は、とても確率の低いことを表す表現になります。
例えば、「この保険に入っておけば、万が一事故に遭った時でも安心です」といったように用いられ、語源は1万の中の1というところきています。
つまり、そのまま確率にすると0.01%となり、まずあるとは思えないことに対し、その際の注意を伝えるために、そうはならないようになどとよく使われています。
「万一」(まんいち)としても同じ意味になるので、文章には向きませんが、口語ではそちらで用いられることも多いです。
「万が一」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「万が一」は、それだけ頻度が低いことの表現になりますが、いい意味でそうなれば嬉しいが、まずないだろうと思われるといった内容に対して使うこともできます。
そちらの例としては、懸賞に応募した時に「まず無理だと思いますが、万が一当選したらとても嬉しいです」などという使い方になります。
このように、それだけ確率が低いと思われることを対象に用いられる表現なので、それなりに自信があったり、そうなってもおかしい訳ではないという内容に使うには向いていません。
「万が一」を使った例文
・『アップデートによって万が一トラブルが起こったとしても、バックアップがあるので問題ありません』
・『万が一にもそんなことがないように注意して行いたいと思います』
「万が一」の類語や言い替え
・『もしもの』
「万が一の時には」は、「もしもの時には」と言い替えることができます。
こちらもまずそういったことはないという意味になり、それでも可能性として0という訳ではないので、それには注意が必要だ、そういう時でもこうしておけば安心だといったような同様の用い方ができます。
尚、こちらはそうなって欲しいという方の使い方はできないので注意してください。
まとめ
「万が一」は、とても確率が低いことの表現です。
語源は1万のうちの1となりますが、そこまで低い訳ではなくても、普通に考えてまずそんなことはない、起こらないだろうと思われる内容を対象に、その時の注意や備えについて、またはそうなったら嬉しいなどと使われています。