感動をあらわすフレーズは、様々あります。
「感銘を受けておりました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「感銘を受けておりました」とは?
感銘とは心の琴線に触れるくらい、ジーンと感動することをいいます。
深い感動をあらわしていて、心が動かされる印象的な出来事に出会った時に用いられています。
「感銘を受けておりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの言い方は就職活動の採用面接などで「これまでの人生で、感動したことはありますか?あればそのエピソードを教えてください」と質問された時に用いられています。
ただ「感銘を受けておりました」というと、どこか他人行儀なひと言に。
第三者が感動した出来事を、間接的に伝えているように聞こえてしまいます。
「言っておりました」がおかしく聞こえるように「受けておりました」も違和感を受ける方が多いので、他の言い回しに変化させていきましょう。
面接は中身が肝心な時もあるので潔く「感銘を受けました」としても、学生らしい爽やかな言い回しになるでしょう。
「感銘を受けておりました」を使った例文
・『この曲に、父が深く感銘を受けておりました』
・『御社のCMに、ひと言で言い表せない感銘を受けました』
「感銘を受けておりました」の類語や言い替え
似ている言い方に「琴線に触れました」があります。
「琴線に触れる」は「きんせんにふれる」と読みます。
琴線はハープ、つまり琴の糸をあらわすので、ポロンと指ではじくように心が揺れ動くことをいいます。
また言い替えの表現に「感動いたしました」や「感服いたしました」があります。
日常生活でも登場する「感動」は大きな衝撃を受けて、心が動くことをいいます。
また「感服」は記憶に残るくらい、深く感動する様子をいいます。
とくに「感服いたしました」は大人びた印象の表現なので、就職後の会話文にも使えます。
社内研修でお芝居やミュージカルを見た時の感想として用いてみましょう。
まとめ
「感銘を受けておりました」をお伝えしました。
色々な表現を取り入れて、面接や就職の達人になっていきましょう。