「気になる物件がございましたら」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「気になる物件がございましたら」とは? ビジネス用語

特定の業種でよく使われるフレーズは多々あります。

「気になる物件がございましたら」というフレーズもまたその典型的事例であり、今回はこのフレーズについて見ていきましょう。

「気になる物件がございましたら」とは?

「気になる」はこの場合には「興味がある」「注目している」という肯定的な意味で使われています。

一方「物件」という言葉は、注意が必要です。

本来の意味については「物」と同じなのですが、現実に「物件」という言葉が使われる場合、「不動産物件」という意味で使われることが現在では大半であるからです。

つまり、「気になる物件」とは、「興味がある家や建物や土地」ということになります。

次に「ございましたら」について分析してみましょう。

「ございます」「ある」の最上級の丁寧表現であり、この場合はその連用形「ございまし」として使われています。

そこに、仮定条件を作る接続助詞の「たら」が付いて、「(もし)あるのなら」という意味の強めの丁寧表現をつくっているわけです。

全体を通してみると、「興味がある不動産がもしあるのでしたら」という意味になります。


「気になる物件がございましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズの使用が考えられるのは、間違いなく不動産関連の業界でしょう。

更に具体的な想定では、不動産物件を探しに来た客に対して、「興味がある不動産があれば」という形で相手の希望を尋ねている時と考えられます。

内覧や現地見学の前でも、実際に見た後でも、いずれの場合でも使用可能です。

また文中でも口頭でもよく使用されます。


「気になる物件がございましたら」を使った例文

それでは、考えられる例文を挙げてみます。

・『気になる物件がございましたら、是非弊社へご連絡ください』
・『気になる物件がございましたら、詳細な情報を提供いたします』

「気になる物件がございましたら」の類語による言いかえ

全般的に言いかえる必要はないものの、既に説明したように、「気になる」「興味のある」「注目している」として言いかえたり、「物件」を具体的に「土地」「マンション」あるいは「部屋」などと言いかえても良いでしょう。

それを踏まえると、「興味のあるマンションがございましたら」のようになります。

また、敬語表現の「ございましたら」の部分の言いかえについては、軽めの丁寧表現「ありましたら」にしても、基本的に問題はありません。

それも踏まえれば、「注目している部屋がありましたら」としても良いでしょう。

まとめ

「気になる物件がございましたら」は不動産業界でよく使われるフレーズです。

不動産を探しに来た客に対して、相手の意向や興味を探ったり、相手に希望物件に関しての発言を促す中で使用されます。

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