大人っぽい言い方を心得ておくと、ビジネスマンとしての評価もうなぎ登りに上がります。
「その点を含みましても」の使い方を見ていきましょう。
「その点を含みましても」とは?
「その点」とは、その前にでてきた事柄をいいます。
「含みましても」は「考慮に入れても」をイメージして、用いられている言い方です。
ニュアンスとしては「その点を汲み入れても」という意味合いで用いられています。
「その点を含みましても」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの表現は、少々わかりにくい日本語になっています。
似ている言い方に「踏まえても」や「踏まえまして」があります。
「踏まえる」は大地の上に立つ人をイメージさせる表現で、ある意見や見解をもとに話をする時に使われています。
「前提として」や「ベースとして」という意味があるので、それ以前の打ち合わせや会議の意見を参考にしながら、物事を決定づける時に使われています。
「その点を含みましても」以外の表現も覚えておき、分かりやすい日本語に仕上げていきましょう。
「その点を含みましても」を使った例文
・『その点を踏まえて、お話いたします』
・『こちらの点を踏まえまして、検討いたします』
「その点を含みましても」の類語や言い替え
似ている言い方に「お含みおきください」というフレーズがあります。
こちらのフレーズは、ある事柄をお伝えする時に用いられています。
事実や事情をお伝えして、相手に理解して欲しい時に取り入れていきましょう。
また言い替えの表現に「前提に」や「踏まえた上で」があります。
いずれもある行動を起こす前の、ひとつの大きな柱となるものを示しています。
それ抜きに語れないものを表現しているので、心得ておきましょう。
「以上を踏まえた上で、議題を進めていきます」や「〇〇様のご意見を前提に、提案書を作成させていただきます」と用いられています。
まとめ
「その点を含みましても」の使い方を見てきました。
それぞれの表現を知って、敬語の達人を目指していきましょう。