業務中には相手側に対して「必要ございません」と言う機会も出てくるかも知れません。
これはお断りに関わる言葉ですが、どんな場面で使うのか、どう言い換えたら良いかなどを確かめてみましょう。
「必要ございません」とは?
何かの道具や対応などがその場に不要であるということを、相手に知らせる時の丁寧な表現です。
「必要ございません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ある人物とのやり取りの中では、特定の物や対応が必要であるかどうか、尋ねられることがあります。
または会合などで、何かが不要であることを、詳しく説明する機会も出てくるでしょう。
そんな時に「必要ございません」と言って、相手にそれがその場には不要であることを教える効果があります。
また時に「お気遣いは必要ございません」など、相手からの厚意をお断りする時にも用いることが可能です。
これを人に言う場合には「ご印鑑は必要ございません」のように、具体的に何が必要ないのか、明確に示してあげる必要があるでしょう。
必要ないと言える物の種類は、印鑑、書類、筆記用具などの道具類のほか、気遣い、用意、返信、予約といった対応などがあります。
「必要ございません」を使った例文
・『こちらは敷金礼金は必要ございませんので、どうぞご安心ください』
・『新たなカードを作る際に、印鑑や証明書は必要ございません』
「必要ございません」の類語や言い替え
「お持ちいただかなくても結構です」は、持って来なくても問題ないとの意味がある表現で、必要ございませんと似た用法が可能です。
「お持ちいただくには及びません」という場合は、わざわざそうする必要がないことを表す「には及びません」を使った言い方となります。
「不要でございます」は、あるの丁寧な言い方の「ございます」を用いた相手を敬う表現です。
「結構でございます」は、それ以上必要としない意味を持っている「結構」を使った言い方となります。
「ご無用です」は、要らないことを表す「無用」を用いた形です。
まとめ
相手に何らかの物や対応が要らないことをお知らせする時に使われるのが、「必要ございません」なのでした。
これを使うならば具体的に不要であるものを伝えることが大切です。
言い換える場合は「お持ちいただくても結構です」など、さまざなま候補から選ぶことができます。