予期しないことが突然身に降りかかることはたまにあります。
そのような場合に使われる形容動詞に「突発的」という言葉があり、今回はこの言葉について解説いたします。
「突発的」とは?
「突発的」とは、「事件や事故あるいは災害が突然起こる様」や単純に「事象が予期せず起こる様」を意味します。
一般的な使用傾向としては、やはりネガティブな問題の急な発生を表現するために使われがちです。
「突発的」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでは、「報連相」が大切だとされますが、この「突発的」もその関連で使用されます。
具体的には、予期せぬ問題が急に発生した際に「突発的」という言葉が使われがちなのです。
特に「報告」表現の中で、「原因説明」のために使用される傾向が強いものと考えましょう。
それでは、以下に具体的な報告事例を挙げてみます。
「突発的な停電により、在庫の冷凍食品にダメージが発生してしまいました」
「突発的な交通事故でトラックが渋滞に巻き込まれ、このままでは納品が遅れてしまいそうです」
以上のようなケースで使われることを意識してください。
「突発的」を使った例文
上記以外に考えられる例文を挙げてみましょう。
・『突発的な災害の発生に備えて、危機管理マニュアルを改定しました』
・『工場の爆発は突発的だった』
・『アイデアは突発的に湧き上がる』
「突発的」の類語による言いかえ
「突発的」の類語はかなりあり、「唐突」や「突然」または「不意」、「出し抜け」、「前触れ無く」などによる代用が考えられます。
また、シンプルに「いきなり」でも、フォーマルな場面でなければ使用可能です。
まとめ
「突発的」は、予期できない事象の発生を表現する場合に用いる言葉です。
ただ、実際の使用事例としては、ネガティブな話題に関するケースが多いことも事実です。
そしてその場合には、上司や取引先への報告の中で、トラブルの原因説明する場合に使用される傾向があります。