「差し出がましい意見」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「差し出がましい意見」とは? ビジネス用語

目上の人物にお願いする時によく聞かれるフレーズに、「差し出がましい意見」というものがあります。

普段から使わない人にとっては意味不明な表現ですが、本来の意味や使い方など気になるところを把握してみましょう。

「差し出がましい意見」とは?

通常より度を超えて他者に関与する、でしゃばる意味がある「差し出がましい」を用い、そのような考えを人に伝えることに関わる表現です。


「差し出がましい意見」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

業務中の対面やメールをする中で、明らかに目上の人物に対して意見をしたり、お願いをするようなことがあります。

そのような失礼な状況で「差し出がましい意見」を使うことで、相手に対して自分の立場を低めたり恐縮していることを伝えつつ、お話をする用法が可能です。

「差し出がましい」自体は敬語ではないので、これを用いる場合には、「恐縮ですが」「申し訳ございませんが」など、相手の下手に出たり詫びたりする言葉を繋げるようにします。

また具体的な頼み事や意見については、必ず併せて述べることも必要です。

締めとして「ご対応のほどお願いいたします」などのお願いのフレーズを付けなければいけません。


「差し出がましい意見」を使った例文

・『差し出がましい意見となって恐縮ですが、ご検討のほどお願い申し上げます』
・『差し出がましい意見でございますが、来月末までにお送りいただけますようお願いいたします』

「差し出がましい意見」の類語や言い替え

「差し出がましいことを申し上げ」は、事柄を表している「こと」と、言うの謙譲語「申し上げる」を用いた相手を敬う言い方です。

「僭越な意見」は、自分の身分や地位を越え出過ぎたことをする意味の「僭越』を用いて、差し出がましい話をすることを現しています。

差し出がましいの部分については、「おこがましい」「でしゃばった」「厚かましい」としても、似た意味になるでしょう。

意見の部分については、「お話」「所感」「主張」などに言い換えることも可能です。

まとめ

自分より目上にでしゃばったお話を伝えるに際して、「差し出がましい意見」を使うことができるのでした。

これは敬語ではないことには注意が必要です。

そのため「恐縮ですが」や、お願いする言葉を使ったりして、前後の文脈で丁寧な言い方にしていく必要があるでしょう。

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