引き継ぎ作業にまつわる敬語を、知りたい時があります。
「引き継ぎの件」の正しい使い方を見ていきましょう。
「引き継ぎの件」とは?
色々な理由で会社をお休み、あるいは退職しなくてはいけないことがあります。
これまで請け負ってきた仕事を、新しい担当者にバトンタッチしていく作業を「引き継ぎ」といいます。
「件」は「について」という訳があるので、引き継ぎ作業にまつわるビジネスメールで用いられています。
「引き継ぎの件」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
退職や異動などによって、新しい担当者にこれまでの業務を引き継がなくてはいけない時があります。
自己流にやっていた作業を新しい方にゼロから教えるのは根気のいる作業ですが、それは後任者の方も同じ。
季節が変われば会社の新しい戦力になるので、労を惜しまずに色々なことを伝えていきましょう。
「引き継ぎの件」は前任者が後任者に、連絡を入れる時に使います。
「引き継ぎの件で、打ち合わせをしたいのですが」と約束を取り付ける際に用いるほか「引き継ぎの件で、関連資料をまとめてお送りします」とシェアしておきたいマニュアルや文献をビジネスメールで送る時に使います。
口頭で伝えるべき点、そして資料や文書で伝えていく点と、うまく使い分けて活用していきましょう。
「引き継ぎの件」を使った例文
・『引き継ぎの件で、ご連絡いたしました』
・『引き継ぎの件で分からないことがありましたら連絡ください』
「引き継ぎの件」の類語や言い替え
似ている言い方に「担当者変更のお知らせ」があります。
引き継ぎ業務がある程度終わって、社外の方に後任者を紹介するシーンで使います。
ビジネスメールのタイトルに使ってみましょう。
ただ親しい間柄の取引先であれば、直接お伺いして新任を紹介することも大切です。
臨機応変にメールと訪問を使い分けていきましょう。
また言い替えの表現に「引き継ぎのこと」や「お願いする業務の件で」があります。
仕事を任せるのも大変ですが、任される方の苦労も大きいもの。
例え社内のスタッフであっても「お願い」の一文を組み入れて、謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。
まとめ
「引き継ぎの件」をお伝えしました。
色々な表現を知って、言葉の達人を目指していきましょう。