新規のアイデアを発表するような場面では、「検討材料となりました」という表現が使われることがあります。
そうした会議の中でも使われやすい表現ですが、意味や使い方はどのようなものか、確かめてみましょう。
「検討材料となりました」とは?
物事の検討をする時に考慮すべき事柄や素案などを意味する「検討材料」について、相手に伝える時の表現です。
「検討材料となりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
商品の制作、業務の改善、謝礼の品、今後の対応など、日頃から何らかの行動を検討する機会は様々にあるものです。
その検討材料(素案)を考慮したり説明する時に、「検討材料となりました」を用いることが可能です。
まず前置きとして検討材料となったものは何であるかを、具体的に示す必要があります。
検討材料については、ある人の発言やアイデアなどさまざまです。
また会議など目上に対して発言する場では、「なりました」は物足りない表現に感じられる場合もあるので、より丁寧な形に言い換える必要があるかも知れません。
「検討材料となりました」を使った例文
・『この新しいアイデアは、私の家族から出た不満が検討材料となりました』
・『むかしの資料に掲載されていた未使用のアイデアが、新商品の検討材料となりました』
「検討材料となりました」の類語や言い替え
「検討材料となった次第です」は、状況の説明をする時に使われる「次第」を用いた表現です。
次第ですについては、あるの丁寧語の「ございます」をと言い換えることも適切でしょう。
「検討材料とさせていただきました」は、相手の許可を得た上で恩恵をさずかる意味の「させていただく」を用いたうやうやしい言い方となります。
「素案となりました」は、検討のための材料として作られた案を意味する「素案」を使って同じ意味となる表現です。
この検討材料の部分につきましては、「草案」「たたき台」「試案」などを選んでみても、同じ意味となるでしょう。
まとめ
何かの行動をする時に素案などを相手に説明するにあたり「検討材料となりました」を用いるのでした。
その検討材料が何かについては、きちんと説明することが大切です。
言い換える場合は「次第」「させていただく」などを使う形にしてみるのも良いでしょう。
