何らかの問題がなくなった時には、「無事に解決となりました」とのフレーズがよく使われます。
非常に単純な言葉ではありますが、正しい使い方やどんな言い換えができるかなどについて、確かめてみましょう。
「無事に解決となりました」とは?
悪い状況に至ることなく、取り組んでいた問題を解消することができたことについて、相手に伝える時の表現です。
「無事に解決となりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
急に身近で問題が発生してしまったり、人に解決を依頼されるような出来事があります。
その時に対応策を検討して取り組んだ結果、悪い状況にならずに解決に結びついた場合に、「無事に解決となりました」を使うことが可能です。
相手に伝えるときは、一体何が解決したのかについて前置きして述べることが必要です。
この言い方は目上に対しては敬語として物足りないことがあるため、もう少し敬意を込めたり丁寧に言い換える必要はあるかも知れません。
また通常は何事もなく解決に至った場合に「無事に」を用いるのが適切ですが、仮に無事では済まなくても社交辞令的に無事だったと伝えることがあり、その辺は解決した人の裁量に任されるところです。
「無事に解決となりました」を使った例文
・『コピー機が故障して使えませんでしたが、修理の結果無事に解決となりました』
・『あの問題については無事に解決となりましたので、もう心配する必要はございません』
「無事に解決となりました」の類語や言い替え
「無事に解決いたしました」は、するの謙譲語「いたす」を用いている、相手を敬う言い方です。
「無事に一件落着となりました」は、ある物事が解決することを現している「一件落着」を使って同じ意味としています。
「無事に丸く収まりました」は、問題が円満に解決したことを意味する表現です。
「何事もなく解決となりました」は、無事を意味する「何事もなく」を用いた形となります。
「滞りなく方を付けることができました」は、物事が途中でつっかえたりしないことを意味する「滞りなく」と、問題の解決することを意味する「方を付ける」を使った言い方です。
まとめ
何事もなくトラブル解消できたことについて、人に伝える時に「無事に解決となりました」を使えるのでした。
これは実際に無事ではなくても、社交辞令的に無事だったと伝える用法も可能です。
言い換える場合は「一件落着」など似た意味の言葉を使ってみるのも良さそうです。