会議などが開かれる時には、「行われます」が使われる機会がよくあります。
単純な言葉のようですが、実は気をつけたいポイントもあるようです。
行われますの使い方や注意点、言い換えなどを考えていくことにしましょう。
「行われます」とは?
「行う」を受け身の形としている、丁寧語の表現です。
開いたり実施する意味があり、それを人に伝える時に使われます。
「行われます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
式典、面接、販売イベント、社内会議など、職場に関係した様々な行事や習慣などが存在しているものです。
そうした行事などを自分や関係者が実施することを人に伝える場合に、「行われます」が使われます。
これは受け身の表現となっているため、他人や組織によって実施される意味合いが強いですが、自分自身が実施する場合にも使うことは可能です。
行われますとの表現は立場に関係なく用いることが可能ですが、比較的に柔らかな印象の言葉となっています。
そのため自分よりも目上の存在や客人に対しては、別の言い方に変えたほうが良い場合もあるでしょう。
「行われます」を使った例文
・『弊社の毎年恒例特別セールは、来月1日から10日間にかけて行われます』
・『明日18時より試食会が行われますので、ご興味がありましたらご参加ください』
「行われます」の類語や言い替え
「行わさせていただきます」は、相手からの許可を得た上で恩恵を得る形の謙譲語「させていただく』を用いて相手に敬意を表した言い方となります。
「実施いたします」は、実際に施工する意味がある「実施」を用いて、するの謙譲語「いたす」と併せて丁寧に述べる形です。
「開かれます」は、物事が始められることを、受け身の形で言い表しています。
「開催いたします」は、集会や催し物を開くことについて、うやうやしく表現したものです。
実施、開催などについても、「させていただく」の形にすることができます。
まとめ
何らかの行事が実施されることについて他者に伝えるような時に「行われます」が使われるのでした。
これは受け身ですが自分が実施する場合にも使うことができます。
しかし目上には言い換えが必要かもしれません。
その場合は「実施」が最適ですが、「させていただく」の形にすることも考えてみると良いでしょう。