多くの社会人は就職活動の経験をすることで、人として成長できるものです。
「就職活動を通じて」とのフレーズはスピーチなどでも用いられがちですが、その意味や使い方などについてを詳しく見ていくことにしましょう。
「就職活動を通じて」とは?
希望する仕事に就くために、面接などの必要な一連の活動を経験したことによって、自分が得られたものは何かと説明する時の表現です。
「就職活動を通じて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
一般的な就職活動には成功と失敗がつきもので、たとえ失敗する要素のほうが多いとしても、その人が得るものはとても多い出来事です。
それについてスピーチや挨拶状などで人に伝えるに際し、「就職活動を通じて」を使うことができます。
就職活動を通じて得られるものとしては、自身の成長、貴重な経験、相性の良い仕事の発見、仕事観の変化、視野の拡大、自分の得手不得手の理解などがあるでしょう。
このフレーズに、それらの得たものが何かについてを続けていくことが必要です。
またそれを得たからどう思うのか、これからどうして行くかについても述べることができます。
ただし「通じて」は丁寧な言い方になっていないので、言い換えが必要な場合があるでしょう。
「就職活動を通じて」を使った例文
・『昨年までの就職活動を通じて、自分の成長につながる貴重な経験をすることができました』
・『就職活動を通じて、得られたものはとても多かったと実感しています』
「就職活動を通じて」の類語や言い替え
「就職活動を通じまして」は、上に比較して一段丁寧にした言い方です。
「就職活動を経験しまして」は、実際に見たりしたりすることを意味する「経験」を用いた丁寧な表現となります。
「就職活動をくぐり抜けて」は、困難な状況を上手く突破するとの意味合いを持つ言い方です。
「就職に至るまでの活動を通じて」は、就職というゴール地点にたどり着いた状況を含めて言い表しています。
また就職活動については場面によっては「就活」と省略して言うこともできますが、目上に対してはあまり用いられません。
まとめ
仕事に就くまでの活動により得られたものが何かを語る時に、「就職活動を通じて」が使えるのでした。
自分の成長や視野の拡大などについて、スピーチや挨拶状に含めてみると良いです。
そして言い換える場合はより丁寧な言い方にしたり、「くぐり抜けて」などの表現を使ってみても良いかも知れません。