ビジネスシーンの中で普段何気なく使っている言葉でも、改めて考えてみると具体的に説明できない言葉はないでしょうか。
この記事では、「幅広く」という言葉について紹介していきます。
「幅広く」とは?
「幅広く」とは、形容詞である「幅広い」の連用形で、言葉の後に別の言葉をつなげ意味を持たせるものです。
また意味合いとしては、「幅が広い」また「関連している範囲が広い」という意味があります。
「幅広く」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使う時の注意点
「幅広く」の使い方ですが、言葉の通り、物の幅が実際に広い場合にも使われますが、概して直接的ではない使い方として使われます。
例えば、異なるいくつもの分野と関係していること、また、自分の専門分野ではない領域においても活躍しているなど、影響を与える範囲が多種多様である状態を表現する言葉です。
また注意点としては、「幅広く」という言葉はポジティブな表現に使う言葉であるため、ネガティブな表現をしたい時には使わない方が良いでしょう。
例えば、「彼は分野を超え幅広くミスをしている」などという使い方は適しません。
次の項で正しい例文を見ていきましょう。
「幅広く」を使った例文
・『彼は年齢問わず、幅広く人脈を持っている』
・『彼女は専門分野だけに留まらず、幅広く活躍している』
・『幅広く試験することにより、品質改善に成功した』
「幅広く」の類語や言い替え
次に、「幅広く」の類語や言い替えについて見ていきましょう。
言い替えるとすれば、「広く」が適当でしょう。
他に似たような意味合いを持つ言葉としては「多岐にわたる」がありますが、「多岐にわたる」は分野の違いや種類の違いを表現する際に使用するものであり、例文にあるような年齢の違いを表現したい時に「多岐にわたる」の使用は適しません。
そのため、「多岐にわたる」は場面を選ぶ言葉であることに注意が必要です。
まとめ
これまで「幅広く」について紹介してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
普段何気なく使っている言葉でも、改めて意味を考えてみると面白い発見があるかもしれません。