仕事以外のところでも仲の良い関係は、周囲でもよく見かけるものです。
それに関連した表現に「公私ともにお付き合いくださり」というものがあります。
今回はこれはどのように使うべきなのかなどについて、詳しく見てみましょう。
「公私ともにお付き合いくださり」とは?
公的なことだけでなく私的な方面でも、好意的に接してくれている状況についてを、感謝を伝える時の表現です。
「公私ともにお付き合いくださり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
上司や取引先の人物などとは業務での付き合いがあるわけですが、プライベートな時間にも仲良く過ごす関係である場合があります。
そんな状況について相手や周囲に伝えるに際して、「公私ともにお付き合いくださり」を使うことが可能です。
これは祝辞などのスピーチで使われるほか、年賀状など各種の挨拶状の中に含むこともできます。
使う場合は「◯◯様には長年に渡り」と前置きするなど、その人物が誰であるか、どんな状況であるかなどをはっきりさせる必要があるでしょう。
この後ろ側には「大変お世話になっております」など、感謝の言葉を続けることが大切です。
ただし僅かな付き合い程度でこれを用いると相手にとって迷惑かも知れないので、その際は使わない方が無難でしょう。
「公私ともにお付き合いくださり」を使った例文
・『〇〇様には日頃から公私ともにお付き合いくださり、大変お世話になっております』
・『◯◯様には長年に渡り公私ともにお付き合いくださり、厚く御礼申し上げます』
「公私ともにお付き合いくださり」の類語や言い替え
「公私共に格別のご厚情を賜り」は、段違いな状態を表す「格別」、熱い温情を表す「厚情」、いただくことを表す「賜る」を併せた非常に敬意を込めた表現です。
「公私共にお世話になり」は、相手に面倒を見てもらっていることなどを言い表しています。
「公私共に友好を深めてくださり」は、とても仲良くしてもらっているとの意味をもつ表現です。
公私ともにの部分については、「仕事でもプライベートでも」と言い換えれば、カジュアルな表現となります。
まとめ
仕事に加えて私的なことでも好意的に接してくれていることを伝える時に、「公私ともにお付き合いくださり」を使うことができるのでした。
これはスピーチや挨拶状に使うことが推奨されますが、僅かな付き合い程度の関係では使わない方が無難です。
「格別のご厚情」などを使った表現もあるので、前向きな言い換えも考えてみてください。