突然の問題が起こったことで予定が変わる場面では、「急用により」とのフレーズが使われがちです。
遅刻やキャンセルに関わる言葉ですが、これはどんなふうに使っていくべきなのかなどを確かめてみましょう。
「急用により」とは?
急に予期しなかった諸問題が発生したことにより、必要な用事をこなすことができなくなっことを伝えたり謝罪する時に使われる表現です。
「急用により」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務を進めている最中や予定をこなそうとする中で、優先度の高い急用が発生することがあります。
その時には本来の行動が不可能となるので、関係者にそれを知らせるため「急用により」を使うのが通常です。
その急用の種類としては、出産、家族の病気、事故や災害の対処、旅行などさまざまにあります。
相手に対しては電話やメールでこれを伝えるのが一般的ですが、急用の中身を相手に知らせる場合と知らせない場合に分かれるでしょう。
この言葉の前には「来週貴社のイベントに出席予定でしたが」など本来の予定を前置きして伝えることができます。
またこの後には「参加ができない」を述べたり、謝罪の言葉に繋げることが必要です。
またこの表現は敬語ではないので、より相応しい形に言い換えが必要な場合もあります。
「急用により」を使った例文
・『本日貴社の会合に出席予定でしたが、私的な急用により参加が不可能となってしまいました』
・『明日お伺いする予定でしたが、弊社の急用によりご訪問できなくなりました』
「急用により」の類語や言い替え
「急用によりまして」は、上の言い方をより丁寧にした形です。
「諸般の事情により」は、色々な要素が絡み合った理由があることについて、言い表しています。
これは「諸般の都合」としても同じ意味です。
「私用により」は、個人的な事情があることを意味しています。
これは「家事都合」や「私事都合により」としても似た意味になるでしょう。
「体調不良により」は、体に不調が出たことが理由であることを示した言い方です。
他にも「事故発生により」など、不参加の理由をきちんと示す言い方を選ぶこともできます。
まとめ
何らかの事態が発生して本来の用事をこなせなくなったことを伝えるにあたり、「急用により」を用いることができます。
これは理由を明確にしない使い方が可能ですが、謝罪の言葉などと併せる必要があるでしょう。
また「諸般の事情により」など様々な言い換え語が存在しているので、必要なものを選び取ってみてください。
