「お怪我などなかったかと心配いたしております」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お怪我などなかったかと心配いたしております」とは? ビジネス用語

何らかの災害などに関してメールなどで用いられるのが、「お怪我などなかったかと心配いたしております」とのフレーズです。

日本は災害大国でもありますので必要な配慮ですが、どのように使って行くのかなどは確かめておきたいところです。

「お怪我などなかったかと心配いたしております」とは?

災害などが発生したと自身が見聞きした際に、相手が怪我を負っていないかと心配し、安否確認をする時の表現です。


「お怪我などなかったかと心配いたしております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

地震や事故や火事などの災害の規模が大きかったり、身近で起こったりすると、そばにいる人は何らかの被害を受ける可能性があります。

それが起きたと見聞きした後に、「お怪我などなかったかと心配いたしております」を用いることが可能です。

これは災害が発生した直後に使えるものであって、時間を置いてから使うことはあまり適切ではありません。

また仮に実際に怪我していたり不安を抱えている状況だと、安否確認されて迷惑なこともあるので「ご迷惑かと存じますがご心配になりご連絡差し上げました」などを続ける必要もあります。

返答があれば、安堵したことや気をつけて欲しい旨を伝えるのが良いでしょう。

またこれは特に目上の重視すべき人、懇意にしている人物に対して使われる丁寧な表現であり、一般的に用いられるものではないことも留意点です。


「お怪我などなかったかと心配いたしております」を使った例文

・『そちらで大きな地震が起きたのことで、お怪我などなかったかと心配いたしております』
・『お客様のいらっしゃる付近で火災があったと聞きまして、お怪我などなかったかと心配いたしております』

「お怪我などなかったかと心配いたしております」の類語や言い替え

「お怪我などしておられないかと心配いたしております」は、いるの尊敬語である「おられる」を用いた相手を敬う表現です。

「ご体調に差し障りないかと心配いたしております」は、体の具合を表す「ご体調」に、不都合を意味する「差し障り」を用いて、怪我という言葉を避けて心配する言い方になります。

「お怪我なさっていないかと御身を案じております」は、するの尊敬語「なさる」と、あなたを心配する意味の「御身を案じる」を使ってうやうやしく述べた形です。

まとめ

災害などの発生に際し、相手が悪い状況になっていないかと心配したり安否確認する目的で、「お怪我などなかったかと心配いたしております」が使われるのでした。

目上の重要な人や、懇意にしている人に使うには適切と言えますが、迷惑になるかもしれないので配慮した使い方が必要です。

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