仕事ができる人と思ってもらう為に、たしなみ程度の敬語力は必要です。
「注意点などがございましたら」の正しい使い方を見ていきましょう。
「注意点などがございましたら」とは?
この場合の「注意点」は、用心すべきポイントを指しています。
「ございましたら」は「ありましたら」の丁寧な言葉。
何かをおこなう前の確認として用いられる言い方です。
「気を付けるべき点はありますか」という意味合いが込められています。
「注意点などがございましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
はじめての業務に取り掛かる時は、前もって諸注意を知っておきたいもの。
依頼主や関係者の方から、事前のレクチャーを受けておくと安心です。
「注意点」はトラブルが起きないための必須事項、知っておくべき点という意味があります。
そのため行動を起こす前に、用いるのが基本。
任務を始める前の、質問時に用いていきましょう。
一方で物事が終わった後にこのような文言を使うと、取って付けた印象になり不自然です。
準備の段階で、注意事項を尋ねておきましょう。
「注意点などがございましたら」を使った例文
・『注意点などがございましたら、ご教示いただけますか』
・『注意点がございましたら、ご指導ください』
「注意点などがございましたら」の類語や言い替え
似ている表現に「留意点がございましたら」があります。
留意点は注意しておくべき事柄を指しています。
ただ「留意は心に留める」という意味があり、注意に比べると柔らかい言い方です。
トラブルを防ぐ点という意味では「注意点」を用いていくと安心でしょう。
また言い替えの表現に「守るべき事柄がありましたら」や「心得ておくべきポイントがございましたら」が挙げられます。
「守るべき事柄がありましたら、お知らせください」や「心得ておくべきポイントがございましたら、何なりとお申し付けください」と引用します。
まとめ
「注意点などがございましたら」を解説しました。
正しい意味を知って、敬語の基本をマスターしておきましょう。