どんな立場や年齢であっても、日々経験を積み重ねて行くことはとても大切です。
これに関連して「経験積む」との言葉も使われますが、これはどんな状況で使うべきなのか、適切な言い替えは何かなどを確かめてみましょう。
「経験積む」とは?
実際にある行動をして知識や技能を身につけていく意味の「経験」を用い、それを重ねて行くことについてを表しています。
「経験積む」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
仕事を上手にできないような状況や、物事について知らない場合などには、経験を重ねて行く必要があると実感します。
自分自身がそれを望んでいる時や、相手にそれを話すにあたって、「経験積む」を使うことが適切です。
いったい何の経験を積んで行くかについては、「仕事の」などのように明確にしたほうがよろしいでしょう。
また経験を積むために「挑戦する」のように、何をするかを伝えることもできます。
ただしこれは、前に置く物事と動詞とを繋ぐために必要な「を」が含まれていない言葉であり、文法的に問題があるカジュアルな表現なことに気をつけてください。
もし正しい文法の敬語とするならば、必ず言い替える必要があるでしょう。
「経験積む」を使った例文
・『私はパソコンの操作が上手にできないので、もっと経験積む必要があります』
・『人生で多くの経験積むために、色んなことに挑戦してみたらよいです』
「経験積む」の類語や言い替え
「経験を積む」は、間に「を」を付けて文法的に正しくした表現です。
「経験を重ねる」は、積み上げる意味の「重ねる」を用いて似た意味としています。
「経験を積み重ねる」は、経験を次々と重ねていく意味合いになる表現です。
「研鑽を積む」は、研究や勉強などを進めて深く極めるという意味があります。
「理解を進める」は、物事の筋道を悟ることを意味する「理解」を用い、それを前進させていくことを表す言葉です。
まとめ
ある行動で知識や技能を向上させることを言い表すために、「経験積む」を使うことができるのでした。
これは自分や他人に使うことになりますが、「を」が含まれていないので若干問題があることに留意して下さい。
言い替えるとしたら「経験を積む」としたり「研鑽を積む」などの適切な表現を選んでみましょう。
