社会人にもなれば、ビジネスシーンであれプライベートシーンであれ、一挙手一投足に責任が伴います。
「責任を持って」というフレーズも、そんな中で多用される表現であり、これより解説していきます。
「責任を持って」とは?
まず、何気なく使っているものの、具体的な定義の説明となると案外困る、「責任」の意味について押さえておきましょう。
「責任」とは、「立場によって担うべき義務や務め」です。
そして「責任を持って」というフレーズとなると、「責任を引き受けて」や「責任を負って」という意味合いになります。
具体的な使用例となると、「責任を持って、借金を返済いたします」などと使います。
「責任を持って」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこのフレーズが使用されるケースは、「挨拶における意気込みの表明」としてか、「職務に関する責任の所在の明確化」のどちらかと考えて良いでしょう。
前者であれば、入社の挨拶で「社会人として責任を持って行動していきます」などと使うでしょうし、後者の場合、「商品の欠陥に伴うクレームについては、商品開発部が責任を持って対応いたします」などと使われるでしょう。
「責任を持って」を使った例文
それでは、他に考えられる例文を挙げてみましょう。
・『当社が責任を持って、製造物責任を負います』
・『責任を持って対処していただきたい』
「責任を持って」の類語による言いかえ
「責任」の類語は、「義務」や「責務」です。
この場合の「持って」は「引き受けて」や「負って」または「担って」と言いかえることができるでしょう。
以上のことから、フレーズ全体の言いかえとしては、「義務を引き受けて」や「義務を負って」または「責務を担って」などとなります。
まとめ
「責任を持って」とは、「立場に応じて担うべき義務や務めを引き受けて」という意味です。
挨拶の決意表明として用いる場合もあれば、職務上の責任の所在についての確認として用いることもあります。