「まだ肌寒い季節ではありますが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「まだ肌寒い季節ではありますが」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズ「まだ肌寒い季節ではありますが」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。

「まだ肌寒い季節ではありますが」とは?

「まだ肌寒い季節ではありますが」のフレーズにおける「まだ肌寒い季節」は、「まだまだ、肌に空気を冷たく感じる季節」といった意味の表現です。

また、後半の「ありますが」「ある」に丁寧語の「ます」と、逆接の接続詞の「が」が付けられた表現です。

したがって、「まだ肌寒い季節ではありますが」のフレーズは、「まだまだ、肌に空気を冷たく感じる季節だが」といった意味の丁寧な表現となります。


「まだ肌寒い季節ではありますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「まだ肌寒い季節ではありますが」のフレーズは、3月6日頃の啓蟄から、4月5日頃の清明の頃の春先に使われる時候を表すフレーズです。

厳しい寒さは過ぎたけれど、まだまだ寒さも感じられる季節であることを表現する言葉です。

このフレーズは、手紙やメールの冒頭の時候の挨拶で、「まだ肌寒い季節ではありますが、お元気にお過ごしのことと存じます」と使われたり、手紙やメールの最後の結びの挨拶で、「まだ肌寒い季節ではありますが、体調など崩されることのないようご留意ください」等と使われます。

このフレーズで使われている「肌寒い季節」は、俳句では秋の季語で、秋の訪れで空気が冷たく感じることを指して使われます。

したがって、このフレーズのように、春先の時候の表現として使われることに違和感を感じる方もおられるかも知れませんが、決して間違いではありません。

気になる場合は、「肌寒い」との表現を使わない「寒さも和らぎ、温かさも感じられる時候」等と言い換えると良いでしょう。


「まだ肌寒い季節ではありますが」を使った例文

・『まだ肌寒い季節ではありますが、お元気にお過ごしでしょうか』
・『まだ肌寒い季節ではありますが、ご自愛くださいませ』

「まだ肌寒い季節ではありますが」の類語や言い換え

「まだ肌寒い季節ではありますが」のフレーズは、漢語調の時候表現として「陽春の候」と言い換えることができます。

まとめ

「まだ肌寒い季節ではありますが」のフレーズは、「まだまだ、肌に空気を冷たく感じる季節だが」といった意味の丁寧な表現です。

3月6日頃の啓蟄から、4月5日頃の清明の頃の春先によく使われる時候を表すフレーズです。

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