この記事では「お待たせいたしました」について解説をします。
「お待たせいたしました」とは?意味
待たせたことを敬意を表す言い方にした言葉です。
「お待たせ」は、ある事柄や人などがやってくることを期待して、それまで時を過ごすことを、相手に敬意を表す言い方にしています。
「いたし」は「する」の謙譲語で、自分の側の動作を低めていって、相手に敬意を表す語です。
「まし」は敬意を表します。
「た」はある事柄が過去に行われた意を表す語です。
「お待たせいたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かのために他人に時間を使わせてしまったときに使用をします。
人や事柄などがやってくるまで時間を過ごさせて、相手には迷惑をかけているかもしれません。
非常に待たせてしまったときは、謝罪の言葉があると望ましいです。
謝罪の言葉があれば、相手の気持ちは少しはおさまるでしょう。
それほど待たせていないときでも、この言葉を使うことがあります。
あまり待たせていなくても、このように伝えると相手への気遣いを感じられます。
この言葉は、相手が待ち望んでいるときに使用をします。
たとえば、飲食店で食べもの・飲み物を運んで客に渡すときです。
客は食べもの・飲み物がやってくることを待ち望んでいます。
申し込みをしたく、その書類を提出するときは、このような言葉を使うと相手を不快にさせる場合があります。
申し込みをしたいのは自分で、相手は書類を提出してくれるのを待ってはいないからです。
「お待たせいたしました」を使った例文
・『お待たせいたしました。こちらが○○になります』
「お待たせいたしました」の返答や返信
何かを持ってきてくれたときはお礼を述べます。
たとえば、お茶をいれるように頼んで持ってきてくれたなら、そのことへお礼を伝えます。
待ち合わせをしていた場合、この言葉を伝えているということは、相手は遅れてやってきていることでしょう。
遅れを気にしないなら「遅れても気にしていない」という意を伝えるとよいかもしれません。
時間を守ってもらいたいときは、時間を守らないと困るから今度からは守って欲しいことを伝えましょう。
まとめ
この言葉は、人や事柄などがやってくることを相手が期待していた場合に使用をするものです。
非常に待たせている場合は謝罪の言葉もあると望ましいです。