ビジネスメールで使われる「長文乱文失礼しました」。
ここではこの言葉の意味と使い方について解説していきます。
「長文乱文失礼しました」とはどういう意味?
まずこの言葉の意味について説明していきます。
あまり見る機会のない「乱文」。
これは、乱れていて整わない文章という意味があります。
つまり「長文乱文失礼しました」は、長くて読みにくい文章ですいませんという意味になるんです。
実際はそこまで長い文章や、乱れた文章でなくても謙遜の意味を含めて使用する場合があります。
「長文乱文失礼しました」はどうやって使うの?
次に使い方について説明していきます。
ビジネスメールにおいて、この言葉は締めの言葉として使われます。
文末に使用することで、長く読みにくい文章となってしまいすいませんでした、という気持ちが相手に伝わりやすくなるわけです。
しかし、長文のみを謝罪する場合においては文頭での記載が適しています。
その際に使うのは「長文失礼します」です。
一つのメールでこれら二つの言葉の使用は不適切となるため、場面によって使い分けるよう注意してください。
また、手紙の場合にのみ使用できる言葉もあります。
それは「乱筆乱文失礼しました」です。
ビジネスの場で手書きの手紙を送るということは少なくなってきましたが、覚えておくと良いでしょう。
「長文乱文失礼しました」使用上の注意
先程、この言葉は締めの言葉として使われると説明しました。
ですがどのメールにも使える便利な言葉、というわけではありません。
適切に使わなければ、むしろ相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
例えばメールが短い時。
10行程度の短いメールはそもそも長い文章ではありません。
こういう場合には使わないように注意しましょう。
また、同じ人に何度も使わないように注意が必要です。
そもそもビジネスメールは、読みやすくするために簡潔にまとめたほうがよいとされています。
毎回長い文章で送り、「長文乱文失礼しました」と締められても、読む側としては読むたびに疲れてしまうのです。
またこれはどの場面でも言えることですが、こういった謝罪の言葉をいつも使ってしまうと、事務的に書いてあると受け取られかねません。
誤解を受けることのないよう、多用は避けるようにしましょう。
まとめ
「長文乱文失礼しました」の意味と使い方について説明していきました。
いかがでしたでしょうか。
今やビジネスにおいて、口頭よりメールでの連絡の方が増えてきました。
それだけに簡潔に書きたくてもつい長いメールになる場合も少なくないと思います。
自分の文章に対する締めの言葉は説明したもの以外にも存在します。
自分の書いた文章に合わせて締めの言葉を使い分けていきましょう。