この記事ではビジネスシーンで使われる「持っていきます」という言葉に付いて解説します。
「持っていきます」とは?意味
「持っていきます」とは自分がそれを持ち込むことや、何かを用意して運び込むことを指します。
日常会話の持っていくを丁寧語にした言葉であり、意味も変わりません。
基本的には物品や道具のように物質的ななにかを持ち込むという意味ですが、情報などの非物質的なものを対象にすることもあります。
「持っていきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
必要となるものを自分が用意すると伝えたり、それをどこかへ運んで持ち込むと伝えるために使う言葉です。
話の流れで出てきたものを指しながら使ったり、具体的に持ち込むものを名指ししながら使う必要があります。
丁寧語なので一応敬語ではありますが、敬語としてはかなりくだけた表現のため、比較的近しい相手にだけ使うべきです。
丁寧な対応が求められる相手に使うには軽い言葉なので、その場合はもっと礼儀正しい言葉に言い換えるべきでしょう。
「持っていきます」を使った例文
・『機材は以前使ったものがあるのでこちらで持っていきます』
・『とりあえず役に立ちそうなものを持っていきます』
「持っていきます」の類語や言い換え
持っていくという日本語に類語が多いので、それを敬語表現にした持っていきますも類語は多岐に渡ります。
ビジネスシーンでなにか必要なものを持っていくのなら、「持参します」と言い換えたほうが無難な表現です。
相手が必要としているものを自分が用意する場合には「お持ちします」が適しています。
また相手に譲渡する目的で持っていく場合には「お渡しします」と言い換えられますし、目的の場所に行く理由がそれを渡すことなら「お届けします」と言うのも良いでしょう。
まとめ
何かを持っていくことをそのまま丁寧語にしたのが「持っていきます」ですが、単純に丁寧語にしただけなので使うと言葉遣いの丁寧さが足りないこともある表現です。
職場の仲間や直属の上司くらいの間柄なら使っても問題ありませんが、それ以上に距離のある相手にはもっと丁寧な類語を選んで使ったほうがいいでしょう。
