意外と色々な場面で使われるのが、「据え置き」という表現です。
これは物を据え置くだけでなくお金についても使われています。
その本来の意味や、どんな場面で使って行くべきかを確かめてみましょう。
「据え置き」とは?
ある物事や金額などについて、一定の場所や水準に固定して、動かさない状態を継続していくことを表す言葉です。
「据え置き」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
職場で家具や機材を固定したり、サービス内容や販売価格などの現状維持をするようなことがあります。
そのような場合に「据え置き」を使うことで、関係する人にその状態を伝えることができるでしょう。
据え置きが当てはまる物事には、他にも役職、業務、契約などが存在しています。
貯金や債権などの場合は、一定期間払い戻しをしない期間のことです。
保険の場合は保険金を受け取らずに、一定期間預けておくことを指します。
このように業界によって据え置きの意味が異なっているので、使う場合には注意が必要です。
これを文書や話し言葉に用いるならば、一体何をどのように据え置きするのかについて、明示する必要があります。
また据え置きをすることに関する注意点があれば、それも伝える事が必要です。
「据え置き」を使った例文
・『原油価格が高騰していますが、当社での販売価格は当面の間据え置きといたします』
・『現在の契約内容につきましては、向こう3年間は据え置きと決定しました』
「据え置き」の類語や言い替え
「現状維持」は、いまの状態を持続させていくとの意味がある言葉であり、据え置きの変わりにも良く使われるものです。
「現状のまま」は、現在の状態に変化がないことを表す言い方とないます。
「変動せず」は、変わり動くことがないという意味です。
「従来通り」は、以前から今までと変わらないことを表しています。
「変更せず」は、変え改めることをしないとの意味を持つ表現です。
「保留」は、そのまま保って留めておくことを表します。
「固定」は、一定の位置に留めて動かないことを意味する言葉です。
まとめ
物事の場所や価格などを固定して動かさずにいる状態を、「据え置き」と言うのでした。
しかし業界によって据え置きの意味や使い方が違ってくるので、注意する必要があります。
言い替える場合は現状維持など、相応しいものを選び出してみてください。