社会人らしい言い回しを心得ておくと、目上の方と落ちついた話し合いができます。
「ご意見を踏まえて」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ご意見を踏まえて」とは?
この場合の「ご意見」は先方のアドバイス、忠告をあらわします。
また「踏まえて」は新しい物を取り入れつつ、新規の物を組み立てていくという意味があります。
この場合は「ご意見を踏まえる」と示しているので、相手の意見を参考にしながら次の判断をおこなうことをいいます。
「ご意見を踏まえて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
先方との話し合いで、色々なアドバイスが出てくることがあります。
良いものを作っていくためには、相手の意向をうまく汲んで、次の事業に活かしていくことも大切です。
「ご意見を踏まえて」はお客様の要望をもとに、構想を練っていく時に使います。
次回の打ち合わせに反映できるよう、先方の意見を盛り込んだ企画書をつくる際に用いていきましょう。
一方で「ご意見を踏まえて」は、クレーム対応には適さないフレーズです。
「お客様のご意見を踏まえて、企業改革に取り組んでまいります」とすると、どこか取って付けた印象に。
トラブルを生まないよう、適切な場で使用していきましょう。
「ご意見を踏まえて」を使った例文
・『御社のご意見を踏まえて、ご提案させていただきます』
・『ご意見を踏まえて、改善案を作成いたします』
「ご意見を踏まえて」の類語や言い替え
似ている表現に「ご意見を参考に」があります。
つい使ってしまう表現ですが「参考」を失礼と感じる方もいるので、目上の方に対しては注意しながら用いていきましょう。
社内会議の席では「ご意見を参考にした上で、結論に入らせていただきます」と使用できます。
言い替えの表現に「本日いただいたご意見をもとに」や「貴重なご意見をもとに」があります。
「本日いただいたご意見をもとに、計画書を作成いたします」と活用します。
まとめ
「ご意見を踏まえて」を解説しました。
正しい言い回しを覚えて、仕事の場に役立てていきましょう。
