この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご指導を賜りますようお願いいたします」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「ご指導を賜りますようお願いいたします」とは?
「ご指導を賜りますようお願いいたします」のフレーズにおける「ご指導」は、「教え導くこと」を意味する「指導」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
次の「賜ります」は「もらう」の謙譲語の「賜る」に丁寧語の「ます」が付けられたものです。
また「よう」は、断定を避ける婉曲表現です。
そして後半の「お願いいたします」は、「願望すること」を意味する「願う」に、「する」の謙譲語の「いたす」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
以上より、「ご指導を賜りますようお願いいたします」のフレーズは「教え導いてもらえるよう願います」との意味の敬語表現になります。
「ご指導を賜りますようお願いいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご指導を賜りますようお願いいたします」のフレーズは、目上の方に対して「指導してほしい」とお願いする表現です。
一般的には、社内の先輩や上司や、産学共同で指導を受けている大学等の方等に対して使われる表現です。
目上の方と言っても、その内容から取引先の方に対しては使われることはほとんどありません。
また、「ご指導」だけれでなく、「ご鞭撻」を添えて、「ご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたします」とのフレーズで使われることもよくあります。
ここで、「ご鞭撻」は「叱咤激励すること」を意味する「鞭撻」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
「ご指導を賜りますようお願いいたします」を使った例文
・『今後ともご指導を賜りますようお願いいたします』
・『本年もご指導を賜りますようお願いいたします』
「ご指導を賜りますようお願いいたします」の類語や言い換え
「賜る」の類語としては同じく「もらう」の謙譲語である「いただく」が挙げられます。
また、「お願いいたします」は、「お願い申し上げます」お言い換えることができます。
したがって、「ご指導を賜りますようお願いいたします」のフレーズは、「ご指導いただきますようお願い申し上げます」と言い換えることができます。
まとめ
「ご指導を賜りますようお願いいたします」のフレーズは「教え導いてもらえるよう願います」との意味の敬語表現にです。
