この記事では、「しっかりとした」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「しっかりとした」とは?
「しっかりとした」は、ものごとが強く確かで簡単に動かない様子を表す語です。
「しっかり」は「ものごとの基礎や構成が堅く安定している様子」という意味で、語源は加賀友禅を作る職人「悉皆(しっかい)屋」とされています。
真っ白な反物から着物にしあがるまでは、38もの工程があり、それぞれの仕事を受け持つ職人達の間を取り持つ役割の人を表します。
「全部を取り持つ」「きちんとやり遂げる」「確かで安定している」という意味で使われる様になりました。
「しっかりとした」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「しっかりとした」は、ものごとの基盤が確かで、すぐに変化したりいい加減になったりせず、信頼できる様子に使われます。
具体的には業務手順や確認作業を確立したり、相手との信頼関係を確立したりする時などに使われます。
この言葉自体は敬語ではありませんので、前後の言葉で敬語を使う様にしましょう。
「しっかりとした」を使った例文
「しっかりとした」を使った例文は以下の通りです。
『しっかりとした作業マニュアルを作成したいと思います』
作業がバラバラでマニュアルが確立されていない職場で、マニュアル作りをすることを伝えています。
『新人には最初からしっかりとした教育を施すことが大切です』
新人には早い段階でビジネスマナーや基礎知識などを教えることが大切であると主張しています。
「しっかりとした」の類語や言い替え
「しっかりとした」の類語や言い替えは以下の通りです。
『確固たる』
「確固たる」は「容易には動じないほど、しっかりと構えている様子」という身です。
『安定した』
「安定」は「ものごとが落ち着いていて、激しい変動のないこと」という意味です。
『揺るぎない』
「何があっても動じない」という意味です。
まとめ
今回は「しっかりとした」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。