ここでは「予算案について、思料した結果」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「予算案について、思料した結果」とは?
「予算案について、思料した結果」は、対象になる予算案について色々と考えた結果、という意味になります。
「思料」は「しりょう」と発音し、「思量」と表記しても構いません。
難しい表現になるので口語向けではなく、主に文章で使われており、「来年度の予算案について、思料した結果、今年度より縮小することに決まりました」のように用いられます。
このように、それについて色々と考えた結果を続ける場合と、「以上が来年度の予算案について、思料した結果です」のような、それまでにその結果を挙げ、この表現で締めるといった使い方があります。
「予算案について、思料した結果」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「予算案について、思料した結果」は、先のように「来年度」などと、どの予算案についてなのかを添えて用います。
対象のそれについて色々と考えた結果と共に使うことになるため、自社内のことに対して使うと考えていいでしょう。
つまり、何かの予算案が組まれた後、その内容に対して、または今度組まれるそれについてといった用い方になり、時には「とても昨年度の予算案について、思料した結果を踏まえて組んだ予算だとは思えません」などという使い方をすることもあり、この時には何かしらの意味で、昨年度のそれを踏まえたものとは思えないと言っています。
「予算案について、思料した結果」を使った例文
・『システム部の予算案について、思料した結果、消耗品代として計上されている分が足りないように思えます』
・『これは、十分に来期の予算案について、思料した結果です』
「予算案について、思料した結果」の類語や言い替え
・『予算案について、熟考した結果』
この「熟考」とすると、それについて深く考えた結果、という意味で使われます。
それほど変わりはありませんが、「思料」よりも深く考えた上でと用いるため、そのまま言い替えにはならず、どちらかと言えば「来期の予算案について、熟考した結果、とてもこれでは足りないと感じました」のように、それに対して異議があるといった場合に使われることが多い表現です。
まとめ
「予算案について、思料した結果」は、何かの予算案について色々と考えた結果を伝えるための表現です。
それについてどうこうと続けたり、これ以前に述べた内容がそれだと用いることができ、身内(ビジネスシーンだと社内)のそれを対象にして使うと考えていいでしょう。