何か新たなことを仕事に取り入れる場面では、「導入することとなりました」が使われることがあります。
業務の改善にも関わる表現ですが、何の導入時に使えるのか、どのように言い回せるかなど、気になるところを確かめてみましょう。
「導入することとなりました」とは?
ある場所に新しく物事を導き入れると決定したことについて、関係する人に伝えるために使われる表現です。
「導入することとなりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
今よりも業務を進化させたり改善する必要性に、迫られるような状況があります。
その場合には新たな物事を取り入れることになりますが、その際に「導入することとなりました」を使うことができるでしょう。
導入するものの種類には、機材、人材、システム、ルール、習慣などがあります。
具体的に何を導入するかについて、「新しいソフトを」のようにはっきり伝えることが必要です。
またこれに「お願いいたします」など、お願いの言葉を続けることもできます。
これは既に決定した意味が含まれるために、これから検討していく場合には使うことができません。
また丁寧な言い方ですが、より公式的な発表ではさらに硬い表現に言い替えが必要なこともあります。
「導入することとなりました」を使った例文
・『弊社では従来にはなかった、最新システムを導入することとなりました』
・『今年から昼寝制度を導入することとなりました』
「導入することとなりました」の類語や言い替え
「導入させていただくこととなりました」は、相手からの許可を得る形の「させていただく」を用いた、うやうやしい表現です。
「導入する運びとなりました」は、物事が進んである段階に至るとの意味がある、「運び」を使った言い方となります。
「採用することとなりました」は、人材や意見などを取り入れる意味の「採用」を用い、同じ意味となる表現です。
「取り入れることになりました」とする場合は、外にあるものを中に入れることを表す、「取り入れる」を使った言い方となります。
まとめ
職場などに何かの物事を新たに取り入れることを伝える目的で、「導入することとなりました」が使えるのでした。
これは何を導入するかを具体的とすることが大切で、既に決定した場合にのみ使うなど、気をつけたいところがあります。
場面によっては「運び」を使ってみるなど、言い替えも考えてみてください。