何らかのチャンスを得ることに関わっている表現としては、「機会を設ける」があります。
これはとてもポジティブな表現で、スピーチや挨拶の中でもお馴染みです。
普段からの使い方などを確かめて行きましょう。
「機会を設ける」とは?
何かを行うことに良い時期を表す「機会』を用いて、その機会をある場所に設置するとの意味をもっている表現です。
「機会を設ける」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務の中では、何事かを行う機会を必要なことがあります。
それを考えたり実行したり、話題にするような時に「機会を設ける」を使うことが可能です。
設けられる機会の種類には、仕事、発展、交流、親交、会議、出会い、登山、散歩、料理など様々なものがあります。
多くはポジティブな意味で使われる事が多い言葉であり、逆にネガティブな意味ではほとんど使われません。
文書や口頭で用いる場合は、何の機会であるのか、「仕事の」などのように明確に述べたほうが相手に伝わりやすいでしょう。
そして「感謝申し上げます」など、その場に適切な言葉につなげて行く必要があります。
しかしこれは敬語の表現ではないので、場合によっては敬語の形に言い替えが必要です。
「機会を設ける」を使った例文
・『売上を伸ばせるような、イベントの機会を設ける必要があるでしょう』
・『親交を深める機会を設けることができまして、とても嬉しく思っています』
「機会を設ける」の類語や言い替え
「機会を設けていただく」は、もらうの謙譲語である「いただく」を用いたうやうやしい表現です。
「機会が得られる」は、チャンスを手に入れることを表しています。
「機会を作る」は、手を加えて機会を生み出すことです。
「場を設ける」は、物事を行う場所を設置することを表します。
「契機を得る」は、変化を起こすきっかけを手にすることです。
「きっかけを得る」としても、上と同じ意味となります。
「糸口をつかむ」は、物事を発展させるきっかけを得ることを意味する表現です。
まとめ
何かを行うチャンスを得る状況が、「機会を設ける」なのでした。
ほぼポジティブな意味で使われる表現であり、その機会が何かをはっきりさせて用いることが大切です。
「契機を得る」などの似た意味の言葉は色々あるので、良い表現を考えてみて下さい。
