この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「残すところ」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「残すところ」とは?
「残すところ」とは、「残るのは、残っているのは」との意味で使用される言葉です。
「ところ」は「空間的な場所や位置」を意味する言葉としてよく使われますが、それ以外に「抽象的な場所や場面や範囲など」を指して使われることもあります。
このフレーズでは、後者の意味の一つである「数量や時間」を指して使われています。
「残すところ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「残すところ」の表現における「ところ」は、先に記した通り「数量や時間」を指して使われているものですが、この「ところ」を省略して、単に「残り」と表現しても多くの場合は意味が通じます。
例えば「残すところわずかとなりました」は、「残りわずかとなりました」としても意味は同じです。
しかし、「残すところわずかとなりました」の方が、少し仰々しい表現となることが分かります。
また、この「残すところわずかとなりました」の例文は、年末で「残りの日」が少なくなったことを指して使われたり、販売している商品が好評で「残りの数量」が少なくなったことを指して使われます。
「残すところ」を使った例文
・『売れ行き好調で、商品は残すところわずかとなってしまいました』
・『今年も残すところあとわずかとなりました』
・『プロジェクトは残すところ1か月ですが、最後まで全力を尽くします』
「残すところ」の類語や言い換え
「残すところ」は、先にも説明した通り簡潔に「残り」と言い換えることもできます。
また場面に応じて、実際に何が残り少ないのか等を具体的に示し、「残す日」や「残りの日」や「残す数量」や「残りの数量」等と言い換えることもできます。
まとめ
「残すところ」とは、「残るのは、残っているのは」との意味で使用される言葉です。
このフレーズで使われている「ところ」を省略して、単に「残り」と表現しても多くの場合は意味が通じます。