個人の意見を述べたい時に、どのような表現を使うべきか悩むもの。
「私としては」の正しい使い方を見ていきましょう。
「私としては」とは?
この場合の「私」は、自身をあらわします。
男性と女性どちらも使える、オフィシャルな表現です。
「としては」と繋げているので、個人の意見を伝えたい時に用いられています。
「私としては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
友達との会話では「俺は」でも許されますが、企業を背負って仕事をしていると、そうもいかなくなるもの。
大人びた表現も学んでおきましょう。
私的な意見を伝えたい時の言い方が「私としては」にあたります。
「私としては、こう思っています」と率直にお伝えできるので、会社としての意見、上司の見解と切り離して主張できます。
トップに相談する前の個人的な意見、デザインの好みなど、一方的な自分の思いを話す時に用いていきましょう。
また組織としての見解を述べる時は「弊社といたしましては」など、企業を主役にした言い方をします。
会社の方針を取引先の方にお伝えする際は「私としては」は使用しないので。
基本のマナーを抑えておきましょう。
「私としては」を使った例文
・『私としては、御社のご意見に賛成です』
・『私としては、Bのデザインの方が気に入っています』
「私としては」の類語や言い替え
似ている言い方に「私的には」や「僕的には」があります。
「〜的には」はSNSや会話で聞く言い方ですが、ビジネスシーンでは不釣り合いな表現。
とくに目上の方に「僕的には、こう思います」と伝えるのはNGにあたります。
オフィシャルな場では「私としては」の方が適切なので、こちらの言い方に統一していきましょう。
また言い替えの表現に「私個人の意見ですが」や「私個人といたしましては」や「個人的な意見になりますが」があります。
「個人的な意見になりますが、参考までに」と用います。
控えめに自分の意見を伝えたい時に用いてみましょう。
まとめ
「私としては」の正しい使い方を見てきました。
適切な表現を知っていると、目上の方とも躊躇せず話せるようになります。
色々な言い回しを取り入れていきましょう。