「職務遂行」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「職務遂行」とは?
このフレーズの「職務」は、組織において割り当てられた仕事や役割のことを言い、ビジネスシーンでは会社での業務そのものが「職務」と表現できるでしょう。
「遂行」は任務や仕事をやり遂げることの意になります。
よって、このフレーズは「会社での任務に対し責任を持って最後までやり遂げること」を表わしています。
なお、この言葉は業務を全うすべく仕事を行なうことを意味しており、職務自体が完遂したことまでは言及していません。
完遂(達成)したか、完遂しなかった(未達成)かの結果はこのフレーズには含まれておらず、任務を完遂した場合は「職務遂行した」と周囲に伝えることで周知します。
「職務遂行」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズのビジネスシーンでの使い方をみてみましょう。
たとえば、あなたの業務は製品の製造ラインでの組み立て作業における品質管理業務だとします。
この場合、組み立て作業において品質不良品が出たとしてもそれを感知し、不良品を取り除いて市場に流さなければ任務を全うしており、「職務遂行した」と言えます。
一方、品質不良品は運用よく出さなかったけれど、品質管理工程における必須チェック項目を実施していない場合は「職務遂行していない」という結果になります。
なお、このフレーズはややフォーマルな表現のため、公式な文書や対外的なコミュニケーションを取る際に用います。
ただし、すべてのシーンで適切な表現とは限りません。
相手や状況などに応じて適切な表現を用いましょう。
「職務遂行」を使った例文
・『課長としての職務遂行のために、新規プロジェクトの進捗状況を毎週説明します』
・『彼は新人ですが、彼の持つ職務遂行能力の高さが早くも評価されています』
・『顧客への納品が遅延することは、私の職務遂行上、看過できない問題です』
「職務遂行」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『一翼を担う』
・『責務を果たす』
・『任務を全うする』
・『責任を全うする』
・『職務を果たす』
・『使命を果たす』
・『業務を遂行する』
まとめ
このフレーズは、自分に与えられた業務を全うすることを意味しており、職務を全うしたのであれば「職務遂行した」、職務を全うできなければ「職務遂行しなかった」と表現が変わりますので、承知しておいてください。