何かを言い忘れた時に使われるのが、「お伝えしそびれたのですが」という表現です。
これは「しそびれた」の意味を知っていないといけません。
その意味や使い方などを確認してみましょう。
「お伝えしそびれたのですが」とは?
ある機会に相手に伝えようと思っていたことを、伝えられなかったことについて、話題に取り上げる時の表現です。
「しそびれた」は機会を逸したとのいみがあります。
「お伝えしそびれたのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務や会合の中では、相手に情報や考えを伝えることになります。
しかし場合によってはその機会に伝えることを忘れたり、空気に流されタイミングを逃すこともあるでしょう。
そのような状況の後に、「お伝えしそびれたのですが」を使うことが出来ます。
対面やメールなどで使う場合には、このフレーズを告げてから、具体的な情報や考えを伝えることが適切です。
その際には時間が経過していない段階で、早めに相手に伝えなければいけません。
時間が経ってからでは連絡がつかず、時すでに遅しということもあるためです。
また漢字を使う表現では「し逸れる」となりますが、難読なのであまり使われません。
振り仮名を付ける必要があるでしょう。
「お伝えしそびれたのですが」を使った例文
・『きのうはお伝えしそびれたのですが、来週に飲み会を開く予定なので、宜しければ参加しませんか』
・『先程はお伝えしそびれたのですが、次回の会議は中止となっておりますのでご了承ください』
「お伝えしそびれたのですが」の類語や言い替え
「失念しておりましたが」は、うっかりと忘れていた意味の「失念」を用い、伝え忘れた状況を丁寧に伝える表現です。
「お伝えできなかったのですが」は、伝えることが不可能だったことを表しています。
「お伝えし忘れたのですが」は、自分が忘れてしまっていたことを強調した言い方です。
「伝え忘れてしまいましたが」としても同じ意味となります。
「お伝えするタイミングを逃しましたが」は、他に比べてカジュアルな印象です。
まとめ
相手に伝えたかったのに不可能だった状況を踏まえて、「お伝えしそびれたのですが」を用いることができるのでした。
これにより、改めて伝える機会を得られるでしょう。
ただし時間が経過してからは使えないことや、漢字を使うと難読になることには気をつけてください。