ここでは「ご到着なさりました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご到着なさりました」とは?
「ご到着なさりました」は、誰かがそこに着いたという意味で用います。
「今○○様がご到着なさりました」のような使い方になり、その相手が今着いたと言っています。
誰かはまだ着かないのかと問われて、「今ご到着なさりました」といったように用いることも多く、この場合には誰を指しているのか分かっているため、それだけで使うことができます。
ですが、この表現はとても丁寧な使い方になるため、それなりのシチュエーションでないと用いるべきではなく、その相手がとても大切な人物で、俗に大物と呼ばれるくらいの場合でないとまず使われません。
「ご到着なさりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご到着なさりました」は、先のように丁寧過ぎるきらいがある表現なので、あまり用いられることはありません。
これを少し崩し、「ご到着されました」として使う場合が多く、こちらでも十分に丁寧な表現になります。
よって、よほどの相手でないと元の「ご到着なさりました」とは使わないもので、「ご到着になりました」という表現を使うこともあります。
それでも誰を指して使っても失礼になることはなく、「ご到着なさりました」とすると必要以上に丁寧な形にしてしまっている場合が多いため、用いる時には注意してください。
「ご到着なさりました」を使った例文
・『先ほど○○様がご到着なさりました』
・『○時にはこちらにご到着なさりました。この後、すぐにそちらに向われるとのことです』
「ご到着なさりました」の類語や言い替え
・『参着されました』
同様に、とても丁寧に誰かがそこに着いたという意味で使われている表現です。
ただし、丁寧なだけでなく、厳かな使い方になるため、「ご到着なさりました」以上に使うケースは少なく、それこそ要人クラスの相手でもないと大袈裟になってしまうため、あまり実用はされていません。
まとめ
「ご到着なさりました」は、そこに誰かが着いたと使う表現になります。
とても丁寧な表現になるので、相手を選んで用いる必要があり、ここまでにはしない「ご到着されました」や「ご到着になりました」と使うことの方が多く見られます。