この記事では、「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」とは?
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」は、相手の意見を聞きたいとお願いする丁寧な表現です。
「ご意見+を+お聞かせ+願えれば+幸いです」で成り立っている語で、「ご意見」の「ご」は美化語の尊敬語・美化語の接頭辞、「を」は接続助詞、「お聞かせ」の「お」は尊敬語の接頭辞、「聞かせ」は「聞かせる」の連用形、「願えれば」は動詞の連用形に付き「〜していただく」という意味の「願う」の可能形「願えれ」+接続助詞「ば」、「幸いです」は「〜とありがたい」の丁寧語、全体で「意見をきかせてもらえればありがたい」の敬語表現になります。
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」は、知識や経験豊富な相手に相談したいことがある時や、自分の提案について、他人の感想を参考にしたい時、相手の要望を知りたい時などに使われます。
「お+手にお願いする言葉ですので、「お忙しいところ恐れ入りますが」などのクッション言葉を使いましょう。
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」の正しい文章表現
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」の正し文章表現は以下の通りです。
・『ご教示賜れますと幸甚に存じます』
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」は正しい敬語表現ですが、最も丁寧な表現のひとつを紹介します。
「ご教示」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「教示」は「情報や知識を伝達すること」、「賜れ」は「賜る」の可能形で「目上の人からもらうこと」の謙譲語、「幸甚」は「この上ない幸せ」、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「情報や知識を伝えてもらえるとこの上ない幸せに思う」の敬語表現になります。
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」を使った例文
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」を使った例文は以下の通りです。
・『企画書について○○部長のご意見をお聞かせ願えれば幸いです』
・『〇〇社からの協力の申し入れについて、ご意見をお聞かせ願えれば幸いです』
・『シフト制について、皆様のご意見をお聞かせ願えれば幸いです』
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」の類語や言い替え
「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『お気づきの点がございましたらお教えいただけますと幸いです』
・『ご意見を伺いたくお願い申し上げます』
・『ご意見を頂戴できればと存じます』
まとめ
今回は「ご意見をお聞かせ願えれば幸いです」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
