この記事では「したいと考えております」について解説をします。
「したいと考えております」とは?意味
ある事柄を行おうという意志を持っている、という意味です。
「したい」の「し」は「する」のことで、動作や行為を行うという意味があります。
「たい」は話し手の希望を表す語です。
「ております」は「ている」を丁寧な表現にしています。
このような考えがあるという、現在の状態を表します。
「したいと考えております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側で何かを行おうと考えているときに使用をします。
「行います」とはっきりと決まっているのではなく、この言葉を伝えている時点では、「こういったことをやりたいな」「これをやろうと計画をしているところだ」という段階です。
何かをするとはっきりしているならば、「〜を行います」といった言い方をします。
「考えております」という言葉は使いません。
考えの段階では、それをするのかしないのかはっきりせず、聞き手を困惑させてしまうことがあります。
そのため、何かをすると決まったならば、そのことを知らせておきましょう。
たとえば、セミナーに参加をしないかとAさんが誘われたとします。
Aさんはセミナーに参加をしようという考えを持っています。
セミナーに参加をするためには申し込みが必要なので、参加するのか、しないのかはっきりさせる必要があります。
このようなときは、参加をするなら「したいと考えております」とあいまいな返事をするのではなく、「参加いたします」とはっきりと伝えるようにします。
「したいと考えております」を使った例文
・『応募をしたいと考えております』
「したいと考えております」の返答や返信
その事柄を行っても差し支えないなら、行ってもらうとよいでしょう。
何を行うのかにもよりますが、励ましや応援の言葉をかけることもあります。
この言葉では、それをするのか、しないのかあいまいです。
はっきりさせてもらいたいなら、どうするつもりなのかはっきりと示してもらいましょう。
まとめ
この言葉は、ある事柄をしようという話し手の考えを伝えるものです。
「考えております」は、それをするのか、しないのかはっきりしません。
何かをすると決まっているなら、あいまいな伝え方は避けるようにしましょう。