ここでは「健闘を祈ります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「健闘を祈ります」とは?
「健闘を祈ります」は、活躍を期待しているという意味で用います。
よく使われるのはスポーツのシーンで、次の対戦に向けて「相手は屈指の強豪だと思いますが、活躍を期待しています」のように、そういった相手であっても活躍を期待している、そこから転じて、いい勝負ができるようにという用い方です。
つまり、その対戦がこのように使う相手にとってあまり分がよくないものだといった場合に使うことが多く、それ以外のシーンでも同様に、力いっぱい頑張って欲しいという意味から用いられています。
「健闘を祈ります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「健闘を祈ります」は、前述しましたが、使った相手から見てあまり分がよくないと分かっているために使うことになるため、簡単に勝てる、容易なことだと思われる場合には用いるべきではありません。
ビジネスで「次のコンペでは健闘を祈ります」などと使われることがありますが、そのような場合にも同様です。
よって、それが分からない場合には使わない方が無難なので、そこには注意してください。
語尾を少し変えて、「検討をお祈りしています」とすると丁寧になり、その形でもよく使われている表現です。
「健闘を祈ります」を使った例文
・『○月△日はいよいよ発表会ですが、ご健闘を祈ります』
・『かなりの強敵だと思われますが、是非とも健闘を祈ります』
「健闘を祈ります」の類語や言い替え
・『全力を尽くしてください』
この表現は、「健闘を祈ります」の解釈の1つとなり、例え分が悪いとしても、全力で行って欲しいという意味で使われます。
そのため、言い替えとして用いることができる場合も多いですが、直接の表現になるので、どちらがその場に適しているかを見極めて使い分けるといいでしょう。
まとめ
「健闘を祈ります」は、このように使う相手にとってあまり分がよくない対戦や、それに類似する事柄に対し、活躍を期待しているという意味になります。
そうではあるが頑張って欲しいという意味で捉えても構わず、ビジネスシーンでもコンペや発表会などを前にした相手にまま使われています。