ここでは「抑えられました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「抑えられました」とは?
「抑えられました」は、何かを抑制できたという意味になります。
いくつかの使い方があり、まずは「思ったより予算を抑えられました」のように、数字的な何かが思ったより少なく済んだという用い方になります。
こちらでは、どれくらいそうなったと加えて「予定より○○円ほど抑えられました」などと使うことも多いです。
他には「何とか暴動にならずに抑えられました」といったように、何かしらの行動の抑制が行えたと用いることもでき、そちらの場合には数字などでの判断はできませんが、このように使う側がそうできたと思った時に使えば問題ありません。
「抑えられました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「抑えられました」は、丁寧にして「抑えることができました」と用いることも多いです。
ビジネスシーンで使う場合にはそちらの方が向いており、「予定より使う数を抑えることができました」のような使い方をよく見聞きします。
そうして欲しいと伝えるために「抑えてください」と使うこともでき、あるしきい値までそうすることができたと、「予定通りに抑えられました」のように用いることもできますが、表現としては想定よりという用い方になるため、予定の通りになったといった場合にはこの表現ではなく、「予定通りになりました」とする方が適しています。
「抑えられました」を使った例文
・『思ったより購入する数を抑えられました』
・『何とか騒ぎを抑えられましたが、後日この件に関するお詫びの掲示を出す必要がありそうです』
「抑えられました」の類語や言い替え
・『押さえられました』
同音になる表現で、押さえることができたという意味で用いられます。
「この部品がうまく噛み合ったお陰で、落ちないように押さえられました」のような使い方になりますが、日本語としてあまりうまい用い方ではないため、そのまま「押さえることができました」とした方がよく、こちらの方が丁寧な使い方だということもあり、この「押さえられました」とはそれほど用いられていません。
まとめ
「抑えられました」は、数字的に何かの抑制ができた、または行動のそれができたといった意味で使われています。
「抑えることができました」とすると丁寧になり、それができたと後から用いることになる表現です。