「締め切らせていただいております」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「締め切らせていただいております」とは? ビジネス用語

この記事では、「締め切らせていただいております」の使い方について分かりやすく説明していきます。

「締め切らせていただいております」とは?

「締め切らせていただいております」は、ある商品やサービスの取り扱いを打ち切ったことを伝える丁寧な表現です。

「締め切らせて+いただいて+おります」で成り立っている語で、「締め切らせて」「締め切る」の使役形「締め切らせる」の連用形「締め切らせ」+接続助詞「て」「取り扱いを打ち切って」「いただいて」「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形「いただき」+接続助詞「て」「おります」は動詞「いる」の丁重語「おる」の連用形「おり」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「取り扱いを打ち切らせてもらっている」の敬語表現になります。


「締め切らせていただいております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「締め切らせていただいております」は、人員の募集や、サービスの申し込み、懸賞やキャンペーンの応募などについて、期限が過ぎていたり、定員に達していたり、トラブル発生などにより、打ち切る時に使われます。

トラブルによる打ち切りの場合、「大変ご迷惑をおかけいたします」などのお詫びの言葉を使いましょう。

「せていただく・させていただく」は過剰敬語で「相手の許可が必要な場合」「自分にメリットがある場合」にのみ使えます。

ただし、慣習的に非常にへりくだった表現として使われることもあり、必ずしも間違いとは言えません。


「締め切らせていただいております」の正しい文章表現

「締め切らせていただいております」の正し文章表現は以下の通りです。

・『受付は終了いたしました』
「せていただく」を使わない表現です。

「締め切る」は直接的で相手を拒絶する表現ですので、「終了」を使って意味をやわらげています。

「締め切らせていただいております」を使った例文

「締め切らせていただいております」を使った例文は以下の通りです。

・『定員になりましたので、募集を締め切らせていただいております』
・『満席のため、チケット購入を締め切らせていただいております』
・『応募期間が過ぎましたため、締め切らせていただいております』

「締め切らせていただいております」の類語や言い替え

「締め切らせていただいております」の類語や言い替えは以下の通りです。

・『現在お手続きできません』
・『お取り扱いを終了しております』
・『受付を見合わせております』

まとめ

今回は「締め切らせていただいております」について紹介しました。

意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。

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