この記事では「あいにくの雨の中お越しいただきありがとうございます」について解説をします。
「あいにくの雨の中お越しいただきありがとうございます」とは?意味
雨が降っていて外出が大変だろうにわざわざ来てくれたことへのお礼の言葉です。
「あいにく」は都合の悪いさまを表します。
「雨の中」の「中」は、ある状態が続いているさまの意です。
「お越し」は「行くこと」「来ること」の尊敬語です。
この場合は「来ること」の意味で用いています。
「いただき」は「もらう」の謙譲語です。
「ありがとう」は感謝をしていることを表します。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語です。
「あいにくの雨の中お越しいただきありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、今雨が降っていて、そのようなときに来てくれたときに伝えるものです。
雨の中、外出をするのは大変です。
靴や衣服が濡れてしまい不快な思いをするし、傘をさしながら移動するのは不便です。
そのような状態であるにもかかわらず、ある場所に来てくれるのはありがたいといえます。
そのことに対してのお礼の言葉です。
「お越しいただきありがとうございます」でも、来てくれたことへ感謝を示すことはできます。
この表現でも失礼にはなりません。
「あいにくの雨の中」という言葉を添えると、外出するには都合が悪いのにわざわざ来てくれたと、相手への気遣いを感じられます。
「あいにく」という言葉を使わない場合もあります。
雨が降っていると嫌だなと思う人は少なくありませんが、中には恵みの雨で嫌ではないと考える人もいます。
「あいにくの雨の中お越しいただきありがとうございます」を使った例文
・『あいにくの雨の中お越しいただきありがとうございます。どうぞこちらへお入りください』
「あいにくの雨の中お越しいただきありがとうございます」の返答や返信
ある場所にやってきたときに伝えられたならば、あいさつをしたり、外の状況を伝えたりするとよいでしょう。
雨で自分が濡れている場合は、室内を汚さないように配慮をしましょう。
衣服は拭いて、傘は袋に入れて、周囲を汚さないようにします。
この後には、部屋に案内されたり、何かをすることになります。
まとめ
この言葉は、雨の中わざわざ来てくれたときに伝えるものです。
外出をするには都合がよくない中、わざわざ来てくれていることへの気遣いを感じられます。