難しい言葉を知っていると、目上の方とも自信をもってコミュニケーションが取れます。
「信用問題に欠ける」の正しい使い方と類語を見ていきましょう。
「信用問題に欠ける」とは?
この場合の「信用問題」とは「信用に関する、問題」をいいます。
つまり「企業の好感度やイメージにかかわる、事柄や不祥事」をあらわします。
また「欠ける」は不完全なことを表現していて、失われてしまうことを示唆しています。
困った問題である、看過できない事柄である、このようなニュアンスがあります。
「信用問題に欠ける」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの表現は、少々分かりにくい言い方です。
「信用問題」は「信用に値する問題」をあらわし、ある不祥事が公にさらされてしまうと企業のイメージやブランド力が損なわれることをいいます。
そのため「信用問題」を用いるのなら「信用問題に関わる」や「信用問題がある恐れ」などの言い方をします。
「信用問題に欠ける」だと受け取り手によっては伝わりにくくなるため、心得ておきましょう。
その他の表現も学んでおくと、正確に伝わる日本語になるでしょう。
「信用問題に欠ける」を使った例文
・『信用問題に欠ける可能性がございます』
・『信用問題に欠ける案件ですので、ご承知おきください』
「信用問題に欠ける」の類語や言い替え
似ている言い方に「信憑性に欠ける」があります。
信憑性とは信じられるだけの可能性をあらわし、信じ得るだけの要素、可能性をいいます。
この場合は「足りない」という言葉が加わっているので「信頼できるかどうか分からない」という意味合いになります。
言い替えの表現に「信用問題に発展します」や「信用問題に関わります」や「関係者の皆様にご迷惑がかかりますので」があります。
まとめ
「信用問題に欠ける」を解説しました。
使い方が難しい表現を学んで、言葉の力を引き上げていきましょう。
