お願いにまつわる表現は、いくつもあります。
「切に願うばかりです」の正しい使い方と注意点を見ていきましょう。
「切に願うばかりです」とは?
この場合の「切に」とは、心の底から深くという意味があります。
「願うばかりです」は直訳すると「願うだけです」になり、心の中にやましい気持ちが一切なく、純粋に相手のことを祈る気持ちがふくまれています。
「心からそう願っています」という解釈ができる、ピュアな文といえるでしょう。
「切に願うばかりです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
お祈りしている姿が見えるのが「切に願うばかりです」という表現です。
「切」という漢字には「心の中で強く願う」という意味があります。
神様にお願いするように、懇願するのが「切に願う」といえるでしょう。
例えば大きな災害が起こって街の復興や発展を心から祈っている時、あるいは事故や病気で入院された方の快復を祈っている時に使えます。
一方で「切に願うばかりです」はやみくもに使い過ぎてしまうと、相手の負担になることも。
こちらの「一方的なお願い」が強くなりすぎても、コミュニケーションに支障が生まれます。
もし自分が相手の方と同じ立場になった時に、どのような言葉を受け取ると心地いいと感じるのか、迷った場合は自問自答して「答え」を導き出していくと良いでしょう。
「切に願うばかりです」を使った例文
・『一刻も早い街の復興を、切に願うばかりです』
・『平和な世の中になることを、切に願うばかりです』
「切に願うばかりです」の類語や言い替え
似ている言い方に「切に願っております」があります。
こちらも言いたいことは「切に願うばかりです」と同じですが、やや高級感のある雰囲気になっています。
「皆様方の幸せを切に願っております」と手紙の末尾で使えます。
言い替えの表現に「心から願っています」や「心から願っております」があります。
まとめ
「切に願うばかりです」を解説しました。
気になる表現を正しく学んで、敬語力を引き上げていきましょう。