自分の苦しい状況を言い表す時には、「難儀」が使われることがあります。
この表現は、苦しいだけではなく幾つかの意味を有しているようです。
どのような意味がありどうやって使って行くかなど、難儀の気になるところを詳しく見てみましょう。
「難儀」とは?
苦しみ悩んだり苦労をすること、あるいは迷惑や面倒である、窮乏しているなどの、ネガティブな状況を表している言葉です。
「難儀」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
作業が難航して苦労する、面倒な仕事を押し付けられてしまうなど、業務の中でもネガティブな状況はありがちです。
それについて「難儀」という言葉で言い表すことができます。
難儀は他のネガティブな表現よりも堅い印象があり、敬語の中に含むことも可能です。
文章や口頭で用いる場合には、「体調不良で」のように、誰がどうして難儀しているのかなどの情報と併せることができます。
相手の難義な状況に対して、配慮する使い方もできるでしょう。
これは「難義」と表現しても同じ意味ですが、「難儀」のほうが優先される傾向にあります。
これは窮乏の意味も含みますが、実際には窮乏の意味で使われる傾向はほとんどないようです。
「難儀」を使った例文
・『今回のことでご難儀をおかけしますが、お願い申し上げます』
・『あまりにも多忙な日々が続いており、疲労を取るにも難儀しています』
「難儀」の類語や言い替え
「憂き目」は、つらい状況や苦しい体験の意味をもつ言葉です。
「辛苦」は、つらくて苦しい状況についてを表しています。
「苦難」は、苦しくて難しい状況のことです。
「苦痛」は苦しくて痛いような状態を表しています。
「苦しみ」は、精神的なつらさや不快感についてを表す言葉です。
「難渋」は、物事がはかどらずに苦しむことで、やや古風な表現となります。
「不運」という場合は、幸運な状態ではないとの意味です。
「思い通りにならない」は、物事が自分の考えている理想の状態に遠いことを表しています。
まとめ
苦しみや面倒などネガティブな状況を表すのが「難儀」という言葉です。
これによって自分の苦労を伝えたり、相手の苦労荷配慮する使い方もできます。
「苦難」など難義に似た表現も色々とあるので、言い替えることも考えてみてください。