この記事では、「お役に立てて嬉しいです」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お役に立てて嬉しいです」とは?
「お役に立てて嬉しいです」は、自分の行動や能力が相手のためになって嬉しい気持ちを伝える丁寧な表現です。
「お役に立てて+嬉しい+です」で成り立っている語で、「お役に立てて」の「お」は美化語の接頭辞、「役に立てて」は「使って効果がある」という意味の慣用句「役に立つ」の可能形・連用形の「役に立て」+接続助詞「て」、「嬉しい」は「ものごとが自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしい」、「です」は丁寧語、全体で「相手にとって有用になれて喜ばしい」の敬語表現になります。
「お役に立てて嬉しいです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お役に立てて嬉しいです」は、自分のしたことで相手が助かり、ほめられた時に使われます。
相手から評価されてはじめて使う言葉で、自分から使う場合は「お役に立てれば嬉しいです」と仮定形になり、事前に使います。
丁寧な表現ですが、「形容詞+です」は口語的な表現ですので、目上の人や社外の人には言い換えた方が良いでしょう。
「お役に立てて嬉しいです」の正しい文章表現
「お役に立てて嬉しいです」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『お役に立てて光栄に存じます』
「光栄」は「名誉であること」、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「相手にとって有用になれて名誉に思う」の敬語表現になります。
「お役に立てて嬉しいです」を使った例文
「お役に立てて嬉しいです」を使った例文は以下の通りです。
・『お勧めしたお店にご満足いただけたとのことで、お役に立てて嬉しいです』
・『海外留学経験がございますので、お役に立てて嬉しいです』
・『趣味で動画作成ソフトを使っておりますが、お役に立てて嬉しいです』
「お役に立てて嬉しいです」の類語や言い替え
「お役に立てて嬉しいです」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『お役に立てて嬉しい限りでございます』
・『お役に立てて何よりでございます』
・『お力になれて幸いです』
まとめ
今回は「お役に立てて嬉しいです」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。