使い方が分からないビジネス敬語があると、首をかしげてしまうもの。
「持ちまして」の意味と使い方を学習していきましょう。
「持ちまして」とは?
ビジネスシーンでよく耳にするのが「持ちまして」です。
「もちまして」と読みます。
「これをもって」という意味で使われていて、閉店や終了など、区切りをお知らせする際に使われています。
節目を伝える役目があるのが「持ちまして」といえるでしょう。
「持ちまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会議の終了、あるいは閉店や閉館のお知らせの時に見かけるのが「持ちまして」にあたります。
終わりの日時、あるいは終了の時刻について、多くの人に伝える際に取り入れられています。
よく目にする「持ちまして」ですが「以ちまして」とする説もあり「持ちまして」は誤用に思われることも。
気になる時は平仮名の「もちまして」に直して使用するといいでしょう。
また「持ちまして」に「お陰」を付けると「お陰を持ちまして」に変わります。
皆様のおかげでという訳に変わるので、併せて覚えておきましょう。
「持ちまして」を使った例文
・『以上を持ちまして、会議は終了とさせていただきます』
・『今月末を持ちまして、当店は閉店させていただきます』
「持ちまして」の類語や言い替え
似ている言い方に「以上で」があります。
「もうこれ以外には、ありません」という解釈ができます。
例えば会議の発言で「以上です」というと、自分の発表がこれで終わりのことを意味します。
また「本会議は以上で終わりです」というと、会議そのものの終了を示します。
言い替えの表現に「をもって」や「をもちまして」があります。
閉店のお知らせをする時に、よく使われています。
「3月末日をもちまして、閉店させていただきます。
長らくのご愛顧、ありがとうございました」と使います。
まとめ
「持ちまして」を解説しました。
気になるビジネス敬語を正しく学んで、明日の業務に役立てていきましょう。