この記事では「お送りくださいまして」について解説をします。
「お送りくださいまして」とは?
送ってくれて、届くようにしてくれて、という意味です。
この言葉は、謙譲の意を表しています。
「お」のついた動詞の連用形の後に、「くださる」を添えた形で、その行為をする人へ尊敬の意を示す表現になっています。
「送り」は「送る」の連用形で、物や情報などを相手のところに届くようにするという意味です。
「まし」は「ます」のことで敬意を表します。
「お送りくださいまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手の方から話し手の方に、物や情報などを届くようにしてくれたときに使用をします。
荷物を届くようにしてくれたとき、メールを使ってファイルを届くようにしてくれたとき、ファックスを届くようにしてくれたときなどに伝える言葉です。
この後にはお礼の言葉を続けます。
何かを送ってもらったのは、話し手側にとって恩恵となっています。
また、送るための手間を相手はかけてくれています。
そういったことへお礼を伝えるのです。
お礼を伝えるタイミングは、そのものが届いたときです。
メールや電話で構わないので、できれば当日中に連絡をしましょう。
お中元やお歳暮などをもらったときは、手紙でお礼を伝えると丁寧です。
しかし、贈り物を届くようにしてくれたときは、「お送り」ではなく「お贈り」の漢字を使用します。
「お送りくださいまして」を使った例文
・『お送りくださいまして、ありがとうございます』
「お送りくださいまして」の返答や返信
メールでお礼を伝えられたときは、返信をしないことがあります。
お礼の言葉だけで、その他に返事を必要とするような事柄を述べていないなら、返信はしなくても差し支えありません。
何度もやり取りをすることになり、メールを読む手間をかけさせてしまいます。
返信をするなら、「無事に受け取ってもらえて安心した」といったことを伝えるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、物や情報などを届くようにしてくれたときに伝えるものです。
相手は手間をかけてくれており、また話し手側は恩恵を受けているので、そのことへ感謝を伝えるために用います。