どのように使うべきか、悩んでしまう表現もあります。
「弊社側の不手際により」について意味と類語を見ていきましょう。
「弊社側の不手際により」とは?
この場合の「弊社側」の「弊社」とは、当社のことをいいます。
発信者である、自分の企業を伝えています。
「側」はサイドをあらわす言い回しです。
また「不手際」とは、手際が悪いことによって生じるミスや不具合を指します。
そのため「弊社側の不手際により」で「こちらの手違いによって」という解釈ができます。
「弊社側の不手際により」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
納品や発送の間違い、あるいは予約のミス、気を付けていても「不手際」は起こるものです。
間違いに気づいた時は早めに相手側に連絡して、どのようなミスが起こったのか、またどう手を打っているのか伝達することも大切です。
「弊社側の不手際により」は「責任はすべて、こちら側にあります」と主張できる言い方です。
一方で「弊社側」の「側」はなくても伝わるため、多くのビジネス文書では「弊社」と置き替えています。
間違いではありませんが、心に留めておくといいでしょう。
「弊社側の不手際により」を使った例文
・『弊社側の不手際により、大変ご迷惑をお掛けいたしました』
・『弊社側の不手際により、混乱を招く事態となりました』
「弊社側の不手際により」の類語や言い替え
似ている言い方に「当社の手違いにより」や「弊社の手違いにより」があります。
「手違い」とは単純な発送ミス、手配漏れ、書き間違いなどを指します。
人的なミスを指した表現で「当社の手違いにより、先ほどの送付メールに誤りがございました」と使います。
軽微なミスに使われる表現なので覚えておきましょう。
言い替えに「弊社の不手際により」や「私どもの不手際により」があります。
相手に伝わる謝罪文を完成させましょう。
まとめ
「弊社側の不手際により」を解説しました。
新しいビジネス敬語を学んで、日常業務に活かしていきましょう。