ここでは「おありとのことで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「おありとのことで」とは?
「おありとのことで」は、そういったことがある(そうだ)と聞いているという意味になります。
「○○には以前に行かれたことがおありとのことで〜」などという用い方になり、そのように聞いていると言っています。
この手の何かの経験があるようで、といった使い方以外にも、「○○にご興味がおありとのことで〜」のような用い方をすることができ、「ご事情がおありとのことで〜」のようにもよく使われています。
このように用い方全てに共通して、そうと聞いているが、と続けて使う表現です。
「おありとのことで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「おありとのことで」は、前述したような用い方では、「聞いている」は誰かに、または人づてにそれとなく聞いたといった意味になり、その相手から直接聞いたという訳ではない場合に使われます。
ですが、語尾を「ですので」や「でしたので」とすると、「ご経験がおありとのことでしたので、中級コースからがよろしいかと思われます」といったように、以前にその本人から直接聞いたという場合も含めて、そうだと知っているといった使い方をすることができます。
「おありとのことで」を使った例文
・『以前に使ったことがおありとのことで、そちだと同じものをご用意しました』
・『○○をご覧になったことがおありとのことですので、是非ともそのご感想をお聞きしたいと思います』
「おありとのことで」の類語や言い替え
・『おありでしたので』
この形にすると、そうだと知っているという意味で使うことができます。
「○○様はこちらに以前にいらしたことがおありでしたので〜」のような用い方になり、そうと知っているので、と続けて使う表現です。
この時には、本人から聞いたことがある、またはそのような様子を見たといったことから知っているという場合に適している表現です。
まとめ
「おありとのことで」は、そのようなことがあると聞いている、またはその本人から直接聞いたことがあるという意味で用いられます。
この後者の使い方をする場合、語尾を「ことですので」や「ことでしたので」として用いてください。